消費者金融

違法業者の増加

上限金利の引き下げにより、標準の金利水準で営業していた中小の消費者金融は事業の縮小・撤退
を進めました。また、信用リスクの高いサブプライム層の消費者層は、必要な資金を合理的な金融
機関から調達出来なくなりました。

この結果、合理的な金利水準で約定できなくなった取引が、闇金融といった非合法の市場に流れて
いき、サブプライム層を中心に闇金融の被害が増大していったのです。御用マスコミでは、上限金
利の引き下げに際し、「暴利に困窮する消費者が救われます」とかのキャンペーンが繰り広げられ
ましたが、実際は上限金利の引き下げで更に暴利に苦しむ消費者を増やしていたのです。

闇金融

警察とかはこの闇金融を取り締まろうと躍起になっていますが、ではこういった闇金融でさえ借り
れなくなった人はどこに走るのでしょうか?街に大量の破産者を発生させることに他ありません。

出資法改正でグレーゾーン金利が撤廃されたことにより、事実上上限金利が引き下げられました。
消費者としては安い金利でお金が 借りれることになって歓迎すべきことですが、すべてが歓迎とは
いかないのが実態です。

金利が引き下げられたことで、消費者金融の営業利益も大幅に減少したばかりか、過去に払いすぎ
た利息の返還請求(過払い金請求)が大量に発生したことから、体力のない金融会社は倒産の憂き
目にあってしまったのです。生き残った消費者金融は当然のように、かつてのように審査を甘くし
て貸し付けるようなリスクをひかえ、優良顧客を中心に営業を始めたのです。

こうなってくると困るのは、借入件数が4件以上の多重債務者です。どこの金融業者へ走ってもお
金を貸してくれる業者はいなくなったのです。こういった人たちの大半は、毎月の支払い額が収入
を上回ってしまっているため、どこからかお金を借りてくる以外に支払う方法はないのです。

自転車操業

こういった手法は自転車操業といいますが、いずれは破綻してしまうことになりますから、どこか
の地点で踏ん切りをつけたほうが無難でしょう。結局、どこからも借入先がなくなった多重債務者
は、闇金融でキャッシングすることになります。貸金業協会に入っていないヤミ金融なら出資法や
ら貸金業規制法など対象外になりますが、何しろ違法業者です。

利息は法定金利以上ですし、返済が滞ったら厳しい取り立て行為もあります。ヤミ金融でキャッシ
ングすることで借金を大きく膨らませて借金地獄に陥ることは火を見るよりも明らかなのです。こ
ういった闇金融は、貸金業法が厳しくなればなるほど、水面下で増えてくるのが世の常です。